個人事業主になってApple Developer Programで組織アカウントを作る話(後編)

開発

前編での事前準備を経て、実際に色々登録したのでやったこととかかった費用を残しておく。

タスク一覧

  1. サーバー契約、ドメイン取得
  2. Webサイト作成
  3. 独自ドメインのメールアドレス作成
  4. バーチャルオフィス契約
  5. 電話番号契約
  6. 開業届提出、青色申告
  7. D-U-N-S番号の取得、Apple IDの作成
  8. Apple Developer Program登録

※開業届を出してからバーチャルオフィスを契約して大大大後悔したので、これを読んだ方が同じ道を辿らないように意図的に順番を変えて記載している。
※あくまで私の登録時(2026/1/25頃)のメモのため、情報の正しさは保証できません。

ドメイン取得、サーバー契約

後で屋号に紐づくWebサイトを作成する必要がありそうだったので、ドメインを取得するだけではなくてサーバーも一緒に契約した。

WordPressで作るのが一番手間がかからないかと思い、以前使ったことがあるエックスサーバーを契約した。サーバーをどこで契約するか悩んだ時は、とりあえず大手にしておくとトラブルが起きづらいし、手順がわからないときに検索したら記事がたくさんヒットしやすいからおすすめ。

余談だけど、私が契約した時は半額キャッシュバックキャンペーンがあった上、ドメインを2つ永年無料で取得できたのでラッキー♪と思ってたんだけど、お友達紹介プログラムを使うとさらに割引されることが契約後に判明…。(以下のリンクからの登録だと、お友達割引で(この記事を書いた日時点だと)20%割引されるみたいなのでもし契約を考えている方がいらっしゃればよければどうぞ。)

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かかった費用

サーバー契約費(2年契約):522円/月
ドメイン取得費:無料

Webサイト作成

契約したドメインでWordPressをインストールし、テンプレートを利用してWebサイトを作成。このあたりの方法は調べると色々説明が出てくると思うので割愛。
今はまだ何のアプリもリリースしてないので最低限の情報しかないペラッペラのサイトだったけどApple Developper Programの審査は通ったから問題なかったみたい。

かかった費用

無料

独自ドメインのメールアドレス作成

これもエックスサーバーで作成した。
問合せ用と、アカウント登録用はとりあえず分け、必要があれば都度追加作成しようと思う。

かかった費用

無料

バーチャルオフィス契約

名前よりも住所の方がばれたくないので、やむを得ずバーチャルオフィスも契約した。とはいえ費用はできるだけ下げたい。

一番安価なプランだとバーチャルオフィスに届いた郵便物が全く受け取れないプランが多かったけど、今後絶対の絶対に郵便物が届かないかどうかは自信があまりなかったので月に1回だけでも郵便を受け取れるプランがあるものに絞り、最終的にレゾナンスGMOオフィスサポートの2択に絞ってより安かったレゾナンスにした。

ちなみにだけど、バーチャルオフィスの契約を考えている方は絶対に開業届の提出よりも先に契約した方がいい。私は先に開業届を出してしまったので別記事として書きたいほどめちゃくちゃ面倒なことになった。(→ 追記:書きました

かかった費用

バーチャルオフィス代:990円/月
初期費用:5,500円(初回のみ)

電話番号契約

電話番号まで新たに作る必要があったのかは今はまだ定かではないが、安価だったのでとりあえず用意しておいた。

povo2.0だと基本料金が無料で、180日以内に1回「有料のトッピング購入(データ6時間使い放題など、データ容量や期間ごとに色々ある)」または「通話・SMSで合計660円以上利用」する必要はあるが、一番安価なトッピングが250円のデータ6時間使い放題なので、これを180日(約6ヶ月)ごとに購入するとすると月約42円という超破格で保持できるため契約した。ただし、こちらから電話したりインターネットを使うことがある場合は追加料金が必要なので注意。

ちなみに私が契約したときは真夜中だったが、すぐに手続きが完了して新しい番号が割り当てられたeSIMの案内が来た。私用のiPhoneがデュアルSIMなので、povo2.0の回線は副回線として使用している。

かかった費用

eSIM代:約42円/月

開業届提出、青色申告

freeeとかマネーフォワードとかで開業届のフォーマットをWeb上で作成して申請できるサービスがあったのでそれを利用して申請した。フォーム上で青色申告も行えたため一緒に申請した。

オンライン申請だと控えなどは発行されず、申請の受信通知をもって届が完了したことになるらしく一瞬で終わる。不備がなければ…。

※バーチャルオフィスを契約した方は事務所欄の記載をお忘れなく。

かかった費用

無料

D-U-N-S番号の取得、Apple IDの作成

DUNS番号(ダンズナンバー)という企業ごとに割り当てられる世界共通の番号があるらしく、これを申請しないとApple Developer Programで組織アカウントして登録できないらしい。

検索すると、申請方法には

  1. 管理元であるアメリカのD&Bという企業に直接申請する(手数料無料)
  2. 日本で管理を東京商工リサーチを通してD&Bに申請する(手数料3000円)

の2択があるという情報を得た。

他の方のブログ等の記載を見る限りでは、東京商工リサーチを通して申請した場合は後々Apple Developer Programの申請を進めていく過程でDUNS Number入力で詰まって問い合わせることになると書かれていた。(が、私はD&Bに直接申請したが結局同じエラーメッセージは表示されたため原因がこれだったのかは不明だ)

とはいえ手数料にもかなり差があるので可能であれば直接申請したい。
D&B社のホームページを隅々まで探したのだが、このサイトの中には結局直接申請できそうなフォームは見つけられなかった。
申請用途や居住国などの項目を選択していくと自分に合った申請フォームに繋げてくれる案内は見つけられたが、この手順で国をJapanにすると強制的に東京商工リサーチの申請ページに飛ばされるという実質1択の状態になっていた。

そのため諦めかけながら開発用のApple IDを新規で登録しようとしたのだが、なんと、Apple IDの登録手続きの途中にD-U-N-S番号の申請ができるフォームを発見。

結果このフォームを使って申請できたが、後日東京商工リサーチの担当者さんからこのフォームに無い項目の内容(屋号の日本語表記とか)についてメールで問合せをいただいたので日本での申請処理はどの窓口から申請しても結局裏では東京商工リサーチが一元管理しているようだ。やり取りが日本語でできた上、申請手数料はかからなかったので結果的には良かった。

ちなみに、時期にもよるだろうが今回の申請にかかった所要日数は4日(Appleのフォームから申請→翌日に問合せメールを受信→返信2日後にDUNS Number発行)だった。

かかった費用

無料

Apple Developer Program登録

ここまでの準備が全て終わったのでDeveloperアプリからApple Developer Programに申請した。

組織アカウントで申請しようとしたところ、D-U-N-S番号が一致しませんのエラーメッセージが出たのでD&B社のシステムにまだ情報が反映されていないのかもしれないと個人アカウントで申請し、サブスク費用を支払った。

Screenshot

しかし、個人アカウントの登録申請から3日以上経過してもDeveloperアプリのアカウント情報のところにあるApple Developer Programの登録ステータスが更新されず、利用が開始できなかった。

サポートに「個人で申し込んだが3日経っても利用開始できない。アカウント作成時にDUNS番号を申請したが関係あるか。そして本当は個人ではなく組織で登録したかったのだが個人事業主でも登録可能か(要約)」と問い合わせたところ、「登録情報を一度削除するから組織アカウントで登録し直してくれ(要約)」と返事があった。

組織アカウントで登録し直したところ、前述のDUNS番号が一致しませんのエラーは出たが、ダメもとで何度か登録ボタンを押し直したところなぜかスルッと次のページに通れたのでそのまま登録を完了し審査待ちになった。DUNS Numberが登録できたと連絡があってから土日を挟んで5日後のことだった。

そして審査待ちから2日後、まだステータスは変わらないのかとDeveloperアプリのアカウント情報を確認したところ、いつの間にか「確認してください」みたいなメッセージが表示されており、そのリンクからサブスク費用を再度支払ったところ、チームという欄が追加されて申請した組織名が表示されていた!

登録したメールアドレスには特に通知は来ていなかったのでいつから支払い待ち状態だったのかはわからないが、手間暇かけて登録作業がこれで遂に完了した!登録できて本当によかった!

かかった費用

Apple Developer Program:約1,067円/月(年99米ドル)

合計費用

支払った総額は以下の通り。

  • サーバー契約費(2年契約):522円/月
  • バーチャルオフィス代:990円/月(+初期費用5,500円)
  • eSIM代:約42円/月
  • Apple Developer Program:約1,067円/月(年99米ドル)

iOSアプリ開発者は全員支払うことになるApple Developer Programの費用を除くと、これから毎月支払う費用としては約1,554円余分にかかる計算になる。

利益が1円も出ていない状態で支払うというと馬鹿にされるかもしれないが、動画のサブスクを一つ契約するほどの費用でApp Storeに本名が載らないようにできたり、(今はまだ全く計画していないが)今後Google Playでアプリを公開する際に本名や住所を隠せるのであればセキュリティ費用として払う価値は十分にあると思っている。

【余談】納税フォームの話

話は変わるが、組織アカウントとして登録すると納税フォームが法人用(W-8BEN-E)しか登録できず、個人用(W-8BEN)にするにはサポートに別途問い合わせる必要があるらしい。

私の場合は課金実装どころかリリースしているアプリもない状態なのでこれはひとまず脳内の片隅に置いておき、必要があれば問い合わせることとする。

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